日本はドイツという鏡に自らの姿を映してみるべき

日本はドイツという鏡に自らの姿を映してみるべき。

タグ: 玄葉光一郎,日本,外相,釣魚島,尖閣諸島

発信時間: 2012-10-17 10:20:31 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

  日本の「島購入」が足枷となり、中日両国は国交正常化40周年を活かして両国関係をさらに上のレベルへ押し上げる機会を失った。それだけでなく、両国関係は40年で初めて「政冷経冷」の状態を呈した。偶然にも中独両国もちょうど国交樹立40周年を祝ったばかりだ。中独は新たな歴史の出発点に立って将来の中独戦略的パートナーシップの継続的、包括的、前向きな発展を展望し、推し進める考えで一致した。本来、過去40年間に中日関係と中独関係は同様に無から有へ、少から多へ、浅から深への発展過程をたどってきたはずだ。だが現在、一方の関係は熱く、もう一方の関係は冷たい。このコントラストは明白で、ため息が漏れる。本来、四十にして惑わずのはずだ。だが現在、中独関係が落ち着いて力強い、成熟した道を歩み始めている一方で、中日関係はどこへ向かうのかという疑問に直面している。本来、ドイツと日本は共にかつて第二次世界大戦の敗戦国で、後に工業化と近代化を進め、先進国の前列に躍り出たはずだ。だが現在、ドイツが依然として今後の力強い経済成長への力を有し、欧州を牽引する役割を発揮している一方で、日本は連続20年間を失い、経済、社会、対外政策の活路はどこにあるのかという厳しい問題に直面している。日独両国は当然国情はいくらか異なるが、国際社会は「日本と比べ、ドイツは歴史問題と発展路線に対して非常に徹底した省察を行うことで、歴史の重荷を下ろすことができ、普通の国へ真に向かうために必要な条件を整えた」との認識を共有している。

日本はドイツを含む国際社会に邪悪な考えを売り込み続けるよりも、ドイツという鏡に自らを映してみて、自らの問題および隣国関係の困難の根本的原因が一体どこにあるのかを探ってみた方がいい。省察なしに日本に活路はない。

 

「人民網日本語版」2012年10月17日

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