福岡駐在中国総領事館は3日、同日未明に日本の宮崎県沖でパナマ船籍の貨物船が日本のタンカーと衝突し、貨物船の中国人乗組員1人が頭部に軽傷を負ったものの、手当をうけすでに船に戻ったことを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
現地時間3日午前3時40分頃、貨物船(1990トン)は宮崎県串間市から約10キロの海上で、山口県下松市の海運会社所有のタンカー(366トン)と衝突した。貨物船は右側面に約2メートルの亀裂が入り、浸水して自力航行ができなくなったため、タグボートで日本の港まで曳航された。タンカーも船首が損傷したが、自力航行ができる。
事故発生時、貨物船は千葉から中国へ向けて航行中で、中国人14人が乗っていた。現在、日本の宮崎海上保安部が事故原因を調査している。
福岡駐在中国総領事館によると総領事館は事故発生を知るとすぐに日本側と連絡を取って状況を把握するとともに、貨物船と乗組員の安全を確保するよう日本側に求めた。
「人民網日本語版」2012年11月4日