小沢氏は当時、国会議員54人を引き連れて民主党を離党。民主党内にはまだ小沢氏に近い議員が30人以上おり、小沢氏の潔白が証明された今、これらの議員が小沢氏と組んで政治活動する可能性が高い。野田首相はこれに危機感を抱いており、彼らが離党する前に衆議院を解散する必要があった。解散すれば、彼らは他の新党に移れない。「野田首相が衆院解散を急ぐのは、民主党が抜け殻になるのを回避するためでもある」と蒋豊編集長は指摘する。
「この3年間、民主党の外交は破壊外交だった。領土問題で、ロシアや韓国、中国との関係が硬直化。とくに釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で中日関係は完全に停止状態にある。『政冷』(政治関係の冷え)が『経冷』(経済関係の冷え)に進展すれば、野田内閣も日本国民から支持されなくなる」。
各方面から観察・分析すると、民主党が次の選挙で政権をとる可能性は薄く、日本は再び政権交代の時代を迎える。「どの政党が次の政権についたとしても、まずは外交分野で、外交回復を行わなければならない。日米軍事同盟強化を基盤に、日ロ、日韓、特に中日関係を回復する必要がある。今回の総選挙は今後の日本の外交関係に大きな影響を与える」と蒋豊編集長は予測する。
蒋丰说,小泽一郎当初脱离民主党时,带走54名国会议员。但是民主党内还有30多名议员仍然亲小泽,在小泽被证明清白后,这些议员很有可能与小泽联手进行政治活动。这令野田感到危险,必须在这批人走之前迅速解散众议院,解散后他们将无法跳槽另组新党。“所以野田迅速解散众议院的背后,也是为了避免民主党完全成为空壳。”
“此外,三年来,民主党外交形成了破坏外交。因领土争端问题,日本与俄罗斯、韩国、中国的关系都陷入僵局。最突出的是,因钓鱼岛争端使得中日关系处于完全停摆状态。当政冷导致经冷时,野田内阁也不再受日本民众欢迎。”蒋丰指出。
蒋丰表示,从各方观察分析来看,民主党在下次选举里都不再可能做执政党,日本又一次政权更替的时代到来。“而下一届政权不管谁上台,在外交领域,首先都要进行修复外交。在强化日美军事同盟的基础上,对日俄、日韩,特别是中日关系上做出修复行动,这是这次大选对未来日本外交关系的最大影响。”
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年11月16日