では、どうして対象が中国人女性に偏るのか。この問いに答えるには、まず彼らの特徴を把握する必要がある。
まず、在日中国女性の防犯意識や自己防衛意識が比較的足りないことが挙げられる。特に留学生に顕著である。学校は相対的に閉ざされた環境にあり、苦労や経験を積む機会が少ない。韓穎さんや、最近負傷した中国人留学生は、深夜に一人で歩いていたときに被害を受けた。
次に、風俗店やマッサージ店などで働く在日中国人女性がかなり多いことが挙げられる。日本政府はこのような仕事に従事することや、営業資格に対し、かなり細かい規定を設けている。しかし実際は、ヤクザなどに守られながら、経済的利益を得るため、数多くの在日中国人女性に違法経営をさせたり、仕事をさせたりしている。つまり、危険な仕事をしている以上、危険な目にも遭いやすいのだ。
現在、日本の法律には華人を保護する条項は少ない。判決は必ずしも華人に有利にならない。沈朝芬さんが殺された事件を例に挙げると、警察が死体を見つけたときすでに白骨化していた。その残虐性は在日華人社会を震撼させた。しかし意外なことに、埼玉県地方裁判所は「正直に罪状を認めた」との理由で、最終的な判決を無期懲役にした。では、ここから在日中国人女性が教訓とすべきことは何だろうか。
まず、防犯意識を高めなければならない。国内外の親族の心配を踏まえながら安全意識を高め、防犯の技能を身に付けるべきだ。特に現在は中日関係が悪化しており、不確定要素が発生しかねない時期である。とりわけ留意するべきだろう。
次に、団結することだ。在日中国人女性が深夜に帰宅するときは、複数で帰るべきだ。犯罪者が危害を加えようとしても、人が多ければ簡単に行動に移せないからだ。最後に、自らが法を守ることだ。こうすれば犯罪事件に巻き込まれることもなく、被害に遭うことも少なくなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年11月25日