昨日は釣魚島に対する中国側の空中巡航の始まりであり、中国側は行動を加速して、釣魚島領空の巡航を常態化させる必要がある。中国は日本側に、中国海監の航空機を軍用機で「阻止」してはならないと日本側に厳正に警告する必要がある。もし日本側がこうしたやり方を堅持するのなら、中国は行動をエスカレートさせ、戦闘機を釣魚島空域に派遣するとともに、あらゆる行動に出る権利を留保しなければならない。
最終的に釣魚島空域で中日両国の戦闘機が互いに「阻止」する事態が生じた場合、海上船舶の相互「排除」よりもずっと緊迫したものとなる。中日の意志と力の直接対立となり、暴発の確率は最高レベルに達する。
日本側の軍用機が今後も中国海監の航空機の「阻止」を継続した場合、両国の軍用機が対峙する日が必ず訪れるということを、日本側は明確に理解しなければならない。日本側の挑発を前に中国が尻込みすることは決してありえない。中国の庶民はそのような尻込みを認めない。中国空軍の戦闘機は必ず釣魚島へ向かい、日本の軍用機と意志を争い、甚だしくは雌雄を決する。
釣魚島の危機は日本側が先に挑発したものであり、日本がその代償を支払わなければならない。中国側の釣魚島防衛行動はかつてなく活発化し、すでに釣魚島の海と空に新たな現実を現出させている。日本が過去の状態を回復したいと望んでも、すでに不可能だ。日本は新たな現実を受け入れる理性を持たなければならない。
軍用機9機によって中国を脅かしたのは日本側の強がりだ。現在の日本の総合国力は、中国と軍事的に勝負を決することを許さない。米国が中国との開戦の手助けをすることもありえない。したがって、その強がりの背景には国家の衰退における不安があるのだ。この点を中国人はとっくに見抜いている。
中国は必ずや釣魚島の領有権を断固として守る。このプロセスにおいてわれわれは、ペースを把握し、先鋭化を避け、情勢の適応性を徐々に拡大もする。だが領土主権を守るとの中国の決意は揺るがない。日本はもし自ら引っ込みどころを探り、中国側との妥協を図ることなく、無理して中国側と実力で対抗するのなら、最終的に利益も体面も負けて失うのは必至だ。
「人民網日本語版」2012年12月14日