塾生に鄭民欽教授から修了証書を授与する。段躍中撮影
日中翻訳学院が主催する第1回日文中訳ハイレベルコース「鄭塾」の修了式は、12月19日に日本僑報社内で行われ、担当する著名な翻訳家鄭民欽教授が受講生に修了証書を授与した。
この塾は翻訳専門人材の育成を目的として通信講座のかたちで行われ、日本国内の人に限らず、中国など海外からの受講生もいた。修了式では、これから出版予定の日本語書籍などが紹介され、受講生から好評を得た。
鄭民欽教授は1946年福建省で生まれ、1969年北京外国語学院日本語専門学科を卒業した。1973年から中国人民対外友好協会処長、中日友好協会副秘書長、日本慶応大学訪問研究員、北方工業大学文法学院日本語部教授、学科リーダ、北京大学日本研究センター特別研究員、中国日本文化研究会副会長、中国作家協会会員など歴任し、多くの著書と訳書を刊行している。
鄭民欽教授は10年前日本訪問した際、日本僑報社編集長段躍中氏と交流を深めた。今年7月、再度来日された教授は、日本僑報社を訪問し、日中翻訳学院の現状説明を受け高い評価を与えた。
日中翻訳学院では、より多くの日文中訳人材を養成し、日中文化交流に貢献したいとの思いで、鄭民欽教授と共同で「鄭塾」を発足させた。
日中翻訳学院は日本僑報社が2008年に創立し、日中2カ国語のエキスパート育成を目的としてこれまでの4年間、武吉次朗教授、三潴正道教授が中文和訳講座を担当し、九期が経過した。生徒の中にはメイディア関係の記者や公務員のほかプロの翻訳家など約300人が受講している。修了生の多くは日中文化交流の第一線で活躍し、日本の各界から好評を得ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年12月24日