米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は12月27日、新米国安全保障研究所のリチャード・ダンズィグ所長とドイツ・マーシャル基金のシニア研究員が共同で書いた文章を掲載した。それによると、日本で「タカ派」の新内閣が誕生したことを受け、中国との海上紛争の存在が世界貿易の重要航路沿線で軍事衝突が発生するリスクを高め、過去の強国の記憶が日本政府に他国と地域のリーダー争いを促している。日本の再生はアジアの地理的な政治構造を変えるだろう。
今月26日に就任した安倍晋三首相は確かに課題に直面している。2011年の津波と原発事故による影響が残る中、日本の政界は混乱を続け、日増しに自信をつける中国の挑戦に直面している。
中国をアジアの未来、日本をアジアの過去とし、日本との同盟は時代遅れで、変革期にある世界で日本と同盟を組むのは不利だという米国人もいるが、日本を友好国と、おるのは間違っている。
日本は米国にとってアジア最強の同盟国であり、世界的な能力を持つ日本は世界のパワーバランスにおいて重要な一員といえる。しかも日本はすでに創造的にアジア太平洋地域の国と新たな戦略関係を構築している。日本に浮上している国家への一体感を強調する弁論が日本に平和主義から地域においてより自信ある姿勢への変化を促している。