中華民族が虐げられるがままだった時代はとうに過ぎ去り、もう戻ってはこない。中国は自らの領土主権を守る能力を完全に備えている。日本はこの現実を正視しなければならない。日本が昔の帝国の輝きをどんなに忘れがたかろうと、日本の心の調整がどんなに難しかろうと、それらは全て日本自身の問題であり、中国は少しも興味はないし、日本の感情に配慮するいかなる義務もない。日本が不当な目に遭ったような様子を見せ、もっともらしく抗議なんぞをするのは、自他共に欺き、自らを慰めるつまらぬ行為に過ぎない。
40数年前、中日両国の前の代の指導者は釣魚島問題について了解と共通認識にいたって、中日国交正常化の地ならしをした。釣魚島問題がどのようにして今日のレベルにまでいたったかについては、再び詳述する必要はない。国際社会はよくわかっていることだ。目先の利益を得ようとして元も子もなくした。これは日本が自ら招いたことだ。悔い改める気がなく、ごたごたと動き続ければ、日本の気分はさらに悪くなるだけだ。
中日の正常な付き合いや経済貿易協力が深刻に妨害されたことに日本は非常に不安を覚え、対中関係の流れを転換する必要を繰り返し表明している。中国は日本との平和共存、世々代々の友好、互恵協力、共同発展を望んでいる。だがその全てに前提条件があり、釣魚島問題を回避することは不可能だ。中国は引き続き断固たる措置を講じて領土主権を守る。日本は幻想を捨てて、中国の領土主権を損なう全ての行為を止めなければならない。
日本は繰り返し船舶や航空機を出動して中国の釣魚島海域と領空に不法に進入している。こうした不法活動は止めなければならない。
「人民網日本語版」2013年1月9日