日本華字紙:なぜ日本人は高額のマグロ競りをするのか?

日本華字紙:なぜ日本人は高額のマグロ競りをするのか?。

タグ: マグロ競り,初売り

発信時間: 2013-01-12 10:09:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の華字紙「新華僑報」の社説によると、マグロ寿司は寿司の中でも最高級品であり、さらに「新春初競り」のマグロは「初」の字がついていることから一番良いと考える日本人が少なくない。また彼らは、食の問題だけでなく日本の食文化の継承に関わっていると考えている。そのため、日本の大量のマグロ捕獲に環境組織が抗議しているのにもかかわらず、捕獲の継続を支持する日本人がほとんどである。以下は要約。

日本語の「初」の字には特別な思いが込められている。人々は新年に初めてすることに対し、「初」という言葉を頭に置く。たとえば、新年最初の夢を「初夢」という。最初の販売のことを「初売り」、新年に神社や寺に行くことを「初詣」、新年最初の温泉を「初湯」または「初風呂」という。日本人は「初」が付いた全てを素晴らしく感じるのだ。

新年1月5日、朝5時過ぎ。静まり返っていた東京築地の魚卸市場にまた活気が戻ってきた。人々の叫び声とともに、新年最初の競りが始まった。6000万円、8000万円、1億円…。一匹の大きなマグロの値段が、競り参加者の挙手によって急速に上っていった。最後に「寿司三昧」というチェーン店のオーナーが1億5540万円で競り落とした。

この競りを「新春初競り」という。「初」という字があることから注目されており、かなり激しい競りになる。この競りに勝った業者はその日の日本で、注目人物になることができる。また競り落とし価格によって、業者の経済的実力をある程度うかがうこともできる。それをひけらかすこともまた、多くの人々がやりたいことなのである。

破格の値段となったマグロは重さが222キロ。1キロ当たり換算で70万円である。寿司にすれば、1貫あたり少なくとも4~5万円することになる。「寿司三昧」のオーナーである木村さんも、さすがに「ちょっと高いかな」とカメラに向かって苦笑していた。昨年の競りでも木村さんが競り落としており、269キロのマグロの価格は5649万円だった。

木村清オーナーの「苦笑い」は、今年の「初競り」が去年の2倍になったことだけにあるのではなかった。彼が所有するチェーン店の寿司は1皿128~398円と安い。表面的には「美味しいマグロで日本に活力を」と述べていたが、オーナーは損を覚悟でやっているだけでなく、自腹によって徹底的にメンツを保ったのだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月12日

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