環球時報は11日に社説「釣魚島への軍用機派遣、中国の主流の民意を反映」を掲載した。主な内容は下記の通り。
日本メディアの報道によると、戦闘機を含む中国の10数機の軍用機が昨日釣魚島に向かい、自衛隊が戦闘機を緊急発進させ対応した。釣魚島の空域で中日両国の軍用機が初めて対峙し、互いに示威活動を行った。釣魚島情勢のみならず、東アジアが深刻な不確定性に直面している。
日本は、外部の反復的な挑発に対する中国の戦略的態度を見誤り、中国の釣魚島の主権を守る意志を過小評価していた。日本の政治家らは1年前であれば、中国の戦闘機が対抗に加わろうとは思いもしなかっただろう。
日本人の一部は、中国は戦略的チャンスの時期を維持するため、無制限に自制すると信じている。このような分析は、東アジアのその他の地域の、中国に対して卑劣な振る舞いをする人々の間でも流行している。中国の軍用機は昨日、彼らのこのような観点を裏切ったことになる。
中国の軍用機は昨日、どのような合図を送ったのだろうか。自衛隊の戦闘機が釣魚島に何度も向かっているが、中国の軍用機も日本側と同じ意図を持っている。釣魚島に今後どのような危険が生じるかは、日本による中国の軍用機の「妨害」が見せかけに過ぎないものであるのか、それとも本当に中国の軍用機と対抗しようとしているのかにかかっている。日本人が後者を選択した場合、それは中日の軍事衝突を選択したことを意味する。