先日、産経新聞は日本政府が中国の釣魚島巡回の航空機に対し「警告射撃」をする可能性があると報じた。全球華語広播網の日本オブザーバーである蒋豊氏がこれに関して詳細を説明した。以下はその概要。
先日、日本の産経新聞がトップニュースで、日本政府が中国の釣魚島を巡回する航空機に対し「警告射撃」を検討していると報道した。この日の午後、防衛省報道官に電話でこの件について取材したところ、得られた回答は少なくとも防衛省はこれに対する対策を準備していないということだった。その後の官房長官の記者会見でも、日本政府にこのような考えはないといっている。
もし、このニュースが真実であったなら、最初の報道があった後、その他の新聞各社もこれに追随して報道しているだろうが、明けた日の日本の大新聞各紙にこのニュースに関する追加報道はなかった。つまり、このニュースの出所や信憑性に問題があったということだが、当然、中国としては出所に問題があるからといって警戒心を解くことはできない。安倍政権は確かに、釣魚島海域周辺の自衛隊の増強に注力し、準備を進めている。この点について軽視してはならないと思っている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月10日