中国社会全体が、日本に対する口頭のみの抗議に飽き飽きしている。中国人は国家が実際の行動で我々の権利を守り、日本の気勢をそぐことを強く願っている。軍用機が昨日釣魚島に向かったが、これは中国政府が主流の民意に応じ講じた措置だ。
中日が釣魚島を巡り軍事衝突する可能性は、昨日から新たな段階に突入した。中国の戦闘機が出動した以上、我々は情勢のさらなる悪化に向けて全面的に準備しなければならない。中日が長期的な競争関係、さらには敵対関係になる可能性がある。日本は、米国の中国包囲の忠実な先鋒になるだろう。中日が局地的に開戦する可能性があり、米国はその時期を待ち表舞台に姿を現すだろう。中国は昨日の一歩目を踏み出したのだから、二歩目・三歩目の時に尻込みしてはならない。
中国の社会全体は、この危険な駆け引きに対していくつかの共通認識を持ち、いかなる時にも決心に揺らぎが生じないようにする必要がある。まず、日本からのいかなる挑発に対しても断固として反撃する。中国は先制攻撃を仕掛けないが、中国の軍事報復はためらいなく実行されなければならない。次に、戦争の規模を積極的に拡大しないが、戦争のエスカレートを恐れてはならない。それから、我々の戦略目標に制限を設けるべきだ。つまり日本に対して中国の釣魚島政策を受け入れさせれば良しとし、日本に「過去の借り」を返すべきではない。
中国は極端な挑発行為を受けた場合、いかなる相手との軍事的な対抗をも辞すべきではない。しかし我々は同時に冷静になり、歴史的な復讐という激しい感情に束縛されてはならない。軍事的な対抗の最終目的は、相手側の中国に対するさまざまな野心を打ち砕き、中国の平和的発展の戦略環境を保護し、再構築することである。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月11日