安倍晋三首相も16日からベトナム、タイ、インドネシアを歴訪する。首相再登板後初の外遊だ。安倍首相は首相選出後「米国を重視し、中国を牽制する」外交戦略を明確に打ち出した。安倍首相は「世界的範囲で日中関係を見極め、日米関係を再構築し、ASEAN、インド、オーストラリア、ロシアなどとの関係を強化、改善する必要がある」としている。「日中の戦略的互恵関係を発展させる」考えも示したものの、就任後の行動を見ると、安部政権は実質的に「封じ込めた後に改善する」戦略を採用している。安倍首相はすでにミャンマーや韓国に特使を派遣した。
安倍首相の外交戦略は以前打ち出した政策構想「自由と繁栄の弧」にすでに戻ったとアナリストは指摘する。これは東南アジアから中央アジアを経由して中欧および東欧へと連なる弧によってユーラシア大陸を包囲し、日本と「価値観を共有する」国を支持し、対中外交に有利な形勢を築こうとする政策だ。