資料写真:F15戦闘機
日本政府の関係者は14日、「中国機による釣魚島(日本名:尖閣諸島)付近の領空の巡回に対応するため、防衛省はF-15戦闘機を沖縄県宮古島市の下地島空港に常駐させることを検討中だ」と語った。下地島空港は、現在使用されている航空自衛隊の那覇基地より釣魚島から近く、これにより防衛能力を強化することが可能だ。しかし同空港は現在、自衛隊の使用に提供されていないため、協調を行う必要がある。共同通信社が伝えた。
中国機が昨年12月、釣魚島付近の領空を巡回した際、日本の8機のF-15が那覇基地から緊急発進したが、到着時に中国機はすでに領空から離れていた。安倍晋三首相は今月5日、防衛省幹部に対して領空・領海の防衛を強化するよう指示した。防衛省はすでに具体的な措置の検討に着手している。
那覇基地は釣魚島から約420キロ離れており、F-15が緊急発進し到着するまで、15−20分が必要とされる。沖縄県が管轄する下地島空港は釣魚島から約190キロしか離れておらず、かつ3000メートルの滑走路を持つ。防衛省は同空港の利用価値が高いと見ている。
日米両国政府はまた、下地島空港をアジア太平洋地域の災害救助基地にすることを検討している。同空港はかつて、米軍普天間基地の移転先の候補地として伝えられていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月15日