中国は2013年になってからも、釣魚島(日本名:尖閣諸島)海域に海洋調査船と航空機を派遣し、主権維持の巡回を多数行なっている。日本は中国の航空機に対する「警告射撃」を検討しているとしたが、その後これを否定した。このほど中国の2機のJ-10戦闘機が釣魚島に到達し、各方面からの注目を集めている。釣魚島問題は新たな一年に、さらなるエスカレートを迎えそうだ。有名軍事アナリスト、解放軍少将の彭光謙氏は14日、中国新聞網のインタビューに応じた際に、これらの話題について触れた。
彭氏は中日の軍事力の比較について、次のように語った。
2014年は甲午戦争(日本名:日清戦争)の120周年の年である。この120年の間に、きわめて重大な変化が生じた。日本は国が小さいくせに野心が大きく、軍隊は非常に残酷で、中国や東南アジア等の各国に災いをもたらした。中国は日本を侮ることはできない。しかし現在、中日両国の実力差には、逆転が生じた。
自衛隊はせいぜい一定の戦術能力しかもたず、小規模の戦闘ならば不利になるとは限らないが、中日の全体的な軍事力を比較した場合、日本は中国の敵ではない。自衛隊は戦術的な軍隊であり、戦略的な軍隊ではない。中日の戦略的なパワーバランスは同じ天秤で測れるものではなく、日本には発言権がない。中日が友好的に交流し、東アジアの安定に取り組み共に発展するならば、当然ながらそれがベストだ。しかし日本が身の程を知らず、米国の力を借り拡張を図り、中国と対立しようとするならば、それは自殺行為だ。中国は軽々と日本をおとなしくさせることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月15日