日本はどのようにして大気汚染から抜け出したか

日本はどのようにして大気汚染から抜け出したか。 1980年代から、日本は大気汚染を軽減するために様々な取り組みを行い、環境の改善を重視してきた。国土が狭く、人口が密集する日本では奇跡的な成果が見られた。都市における緑化の推進は、日本の汚染対策の重要な取り組みの一環である…

タグ: 日本 大気 汚染 自動車 排気ガス

発信時間: 2013-01-16 14:43:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国中・東部は連日、有害物質を含んだ濃霧に覆われ、重度の大気汚染が発生している。30以上の都市が濃霧に包まれ、中でも北京市、天津市、河北省地域が最も深刻だ。中国で深刻なスモッグ(煙霧)が発生することについて、「急速な工業化が原因である」と見る海外メディアが多い。確かに、環境汚染は往々にして、工業化のプロセスにおける「成長の痛み」として認識されてきた。

世界中を見渡しても、大気汚染の問題に直面しなかった国はないほどだ。それらの国が、どのようにして、スモッグから抜け出し、再び青空を手に入れたのか。大気汚染問題を解決してきた「先輩方」の経験が、中国の大気汚染対策を具体化するにあたって、貴重な参考資料になるのではないだろうか。

日本の場合:自動車排出ガス測定、基準値超えは運行禁止。自動車にフィルターの装着を義務付ける。

1980年代から、日本は大気汚染を軽減するために様々な取り組みを行い、環境の改善を重視してきた。国土が狭く、人口が密集する日本では奇跡的な成果が見られた。都市における緑化の推進は、日本の汚染対策の重要な取り組みの一環である。東京の関連当局は、新築のビルに、一定基準以上の緑化を義務付け、建築物の屋上や壁面、ベランダ等を緑化する「屋上等緑化」を推進している。

また、自動車の排気ガス対策について、環境省では自動車排出ガス規制を推進し、排気ガス濃度が基準を満たしていない車両の新車登録や運行を禁止している。交通量の多い交差点に排気ガスの濃度を測定するポイントを設け、濃度が基準値を超えた場合には、現地の警察庁や国土交通省道路局などの関連機関に交通規制の実施を申請することができる。

東京では更に2003年から、自動車に排ガス中に含まれる粒子状物資(PM)を取り除くフィルターの装着を義務付け、大気汚染物質を多く排出するディーゼル車の地域内運行禁止を実施している。また、現在東京で運行しているタクシーの大半が、環境に優しい天然ガスを使用している。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年1月16日

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