仏AFP通信1月14日の報道によれば、米国の自動車メーカーゼネラルモータースの2012年の中国販売台数が記録を更新し、284万台を売り上げたという。記事ではGMが2012年中国市場で卓抜した成績を挙げた背景には、中国と日本の領土問題など政治的な要因が影響しているといっている。
米国ゼネラルモータースは、2011年255万台だった中国市場での売上台数が、2012年には284万台になった。中国本土の自動車販売台数総数は前年比でわずか4.3%しか伸びていないが、GMは前年比11.3%の増加となったと声明を発表した。
中国の一部都市では、2012年、大気汚染抑制のための政策が採られ、自動車台数が減少している。記事ではこのような状況でGMが中国市場で卓抜した成績を残せたのは、中国と日本の領土問題など政治的な要因が影響していると分析している。
中日領土問題が勃発後、もともと中国市場で人気のあった日本車が消費者から排斥され、米国系、欧州系の乗用車が市場を大きく占めたことがデータでわかっている。また、ドイツのフォルクスワーゲンによれば、同社の2012年の中国市場販売数は前年比24.5%増となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年1月16日