中国浙江省の衛星テレビ「浙江衛視」は先月末、「トヨタ車『Zelas』が、クルーズコントロールおよびブレーキの故障により、高速道路を125キロで1時間以上疾走し、最終的に交通警察の協力のもと大型トラックで進路を遮り停止させた」と報じた。この情報が伝えられるとネット上で注目を集め、各メディアによって転載された。トヨタの中国法人は今月5日、「クルーズコントロールなどの4つの独立したシステムが同時に故障した場合のみ、報道で伝えられたような現象が生じる」と回答した。京華時報が伝えた。
同報道では、当時現場にいなかった事故車オーナーの家族だけを取材している。その後各メディアは、交通警察は当時Zelasを遮るため大型トラックを動員しておらず、オーナーがサイドブレーキを使用したことにより車がコントロールを失い、高速道路のガードレールに衝突して停止したと伝えた。