中国の中部・東部の一部で連日、汚染物質を含む濃霧が発生している。在中国日本国大使館は6日、中国に在住する日本人向けに説明会を実施し、濃霧対策について議論を掘り下げた。日本JCC新日本研究所の庚欣副所長は中国紙・環球時報の記者に対して、「批判ばかりしていても意味はない。日本も高度発展期に数多くの問題に直面した。日本は人と自然の問題を人と人の争いにし、政治的目的を持たせるべきではなく、当時の教訓・経験を新興経済国に伝えるべきだ」と主張した。
6日付朝日新聞によると、同日の説明会には約150人の日本人が出席し、環境専門家の岡崎雄太書記官が、呼吸器や循環器の疾患を引き起こす微小粒子状物質「PM2.5」の人体にもたらしうる危害について説明した。日本国大使館の医務官はまた、マスクの使用方法についても説明した。