第12期全国政協第1回会議の対外友好関連の組別討論会で、全国政治協商会議委員、外交部副部長の崔天凱副部長が、中国網の独占インタビューに応じた。
釣魚島問題の裏側にひそむ米国の手
崔委員は米国の釣魚島(日本名:尖閣諸島)問題に対する態度の不一致、矛盾する行為について質問された際、「釣魚島が中日間の対立の焦点となったことについて、米国には歴史的な責任がある。現状について言えば、米国は中日が釣魚島問題により直接的な衝突に及ぶことを望んでいない。これは米国の利益に合致しないからだ。しかし米国はまた、中日の間にもめ事が生じないことも望んでいない。米国はこのような矛盾したやり方を長く続けることはできない。米国は正確な選択をするべきだ」と指摘した。
中米日の駆け引き 互恵関係が重要
崔委員は、「米国は現在も、そして今後もしばらく世界で最も強い国であり続ける。そのためいかなる国家の外交も、米国との関係を重視せざるを得ない。これは客観的な事実であり、中国も例外ではない。特に米国がアジア太平洋地域でどのような政策をとるか、どのような役割を果たすかは、中日両国の発展環境および両国関係に大きな影響を与える。しかし中米日の3カ国関係は、互いに相殺・妨害しあう関係ではなく、互恵関係であるべきだ。このような状態は、三カ国の長期的な利益に最も合致している」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年3月5日