中川幸司氏:深夜三時の中辛アンサーソング

中川幸司氏:深夜三時の中辛アンサーソング。 なんだか、ふらっとネットを見ていたら『中川幸司氏―日本の中小企業はアベノミクスなんかに期待して『鎖国』するより中国市場に進出すべき』というような文言が突然目に飛び込んできましたので、ちょっと訂正をしておいたほうが良いかなと思いました…

タグ: 中川幸司 アベノミクス 鎖国 経済 批判

発信時間: 2013-03-06 16:02:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

話はずれて総論的なものになってしまいますが、最近は「中国」という言葉を書く(口にする)だけでネットでの批判がものすごくなりました。少し前までは、政治は冷めていても、経済交流は盛んであるという、いわゆる「政冷経熱」が我々産業経済関係を中心に日本と中国を語る者(一人の日本国民として)にとって「免罪符」として存在しました。中国とは外交問題や、両国民の感情的な軋轢はあるものの、経済はうまくお互いに成長できる関係にありますよね、というものでした。

しかし、前回のブログで書いたようにこの日中経済交流の話題も封印されたような状況の今、僕が日本の国益を考えながら、中国を客観的に語るにも、なんでもかんでも批判されるような状況があるような気がします。「中国を知り、理解して話している日本人」が持つ視点からの語り口なだけで、中国の工作員だという批判が絶えない。僕はこうした過度な批判をする方はリアルな日本全国の社会を見れば、ごく一部の日本人の方だけだと思っていますが、それでもネットの世界ではどうもそのような過激発言が主流を占め、「ネトウヨ」と称される方の意見が多くの場所(SNS、ツイッター、ブログ等)で見られるような気がします。

ある特定の事象(例えばここでは、日本と中国の外交関係)について、好きや嫌いといった個人的な感情、意見が多様にあるのは社会の姿としてあるべき日本の理想的国家社会像でありますが、客観的な意見であろうとなんであろうと、日本(の今)にとって耳障りが悪い主張がすべて封殺されていく様(または、誰かが誤った解釈をして、それに尾ひれがついていく)は、ICTをバックにした新世代の恐怖的ナショナリズムが醸成されていく黎明期をみているようで恐ろしく思われます。

今日は前回の僕のブログ内容への一部の方のご意見への「返答歌」を寄稿させて頂きました。

東京は、今日はとても暖かい気候となりました。春のおとずれを感じます。しかし日本と中国については、春だからといってすべて(の問題)が簡単に雪融けしないでしょう、1年後にも2年後にも、暖かい季節はやってきます、これから傷つき倒れる人を最少にして、良いタイミングを見つけていつの年か万年雪を溶かし、心から春を迎えたいものですね。

中川コージのブログ『情熱的な羅針盤』

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月6日

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