日本華字紙・新華僑報電子版が朝日新聞の報道を引用して伝えたところによれば、日本で発生した「3•11東日本大震災」から2年が経過し、在日中国人の白諦さんが記録したドキュメンタリー「身分」がもうすぐ完成するという。このドキュメンタリー映画は被災地の外国人の暮らしを記録したものだ。
ドキュメンタリーの主役は中国大陸、台湾地域、フィリピンなどから日本に嫁いだ外国人妻で、在日外国人の目線から被災地の外国人を観察している。
白諦さんは東京芸術大学映像研究科で学び、昨年4月卒業した。震災発生後、原発での放射能漏れ事故の影響などを両親が心配し、白さんを帰国するよう説得した。中国に帰国してから、日本の被災地のニュース映像を見て強い触発を受け、震災から1カ月たった日本に戻ったという。
白さんは初めて日本に来た時、2年で修士課程を学んで帰国しようと思っていた。「どうして震災発生後、こんなに日本を恋しく思ったのか、自分でもよくわからなかった。」と、答えを求めて日本での滞在を1年延長して、震災後の日本の被災地における外国人の暮らしを記録し始めた。この中で、白さんを魅了したのは、旧態依然とした家族概念や習慣が残る東北地方の漁村や農家、そして彼らに嫁いだ外国人妻の生活だったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年3月14日