全体的に見て、東京裁判とニュルンベルク裁判は共に人類の正義が邪悪に対して行った公正な裁判であり、戦後の国際法と国際秩序の基礎を固めた。東京裁判は法的に、また政治原則としてすでに最終的な評価の定まったものであり、歴史・学術問題ではない。日本国憲法は「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする」と定めている。従って、日本の首相である安倍氏が東京裁判に疑問を呈したり否認したりすることは、外交問題を引き起すだけでなく、憲法違反の疑いもあるのだ。
一言で言えば、東京裁判の判決や評価を覆すことは許されない。日本は世界が安心できる釈明をしなければならない。安倍氏の無責任で魂胆のある発言が、世界の正義の人々に反対されるのは必至だ。歴史改竄を愚かにももくろむ者は、必ずや現実的な窮地に自らを陥れることになる。
「人民網日本語版」2013年3月17日