米誌ナショナル・インタレスト(電子版)はこのほど、「日本、毒の盛られた杯」というタイトルで、米国が日本を扇動、利用して中国を牽制していることを批判し、中国には米国を脅かす意図もなければ、その能力もない。米国は中国を敵とみなすべきではないと指摘した。
日本を中国牽制の原動力の中心にするのは魅力的な考えだが、米国はそうしてはならない。牽制は中国に対応する上でおそらく正しい政策ではない。タカ派はそれに気づいても潜在的な敵の感情に訴えるボタンを押し、一時的な怒りから自分に跳ね返ることをやってしまう。日本を利用して中国を牽制する振る舞いは中国の機嫌を大きく損ね、中国が動き出すだろう。
周知の通り、中日両国には長きにわたる苦い歴史がある。最も悪名高い戦争の罪は「南京大虐殺」だ。ドイツと違い日本は自ら犯した多くの暴行を認めたがらない。日本の官僚はすでに自らの国が戦争中に行った行為に謝罪しているが、彼らは陰でそれらの誠意をぶち壊している。例を挙げると、06年当時首相だった安倍氏は日本の植民地支配と侵略を謝罪する声明を発表したが、他の言動では彼を非難せざるを得ない。
2012年、首相に再登板する前、彼は靖国神社に参拝し、中国と韓国の怒りを買ったほか、慰安婦の強制性を否定し、1993年に日本政府が行った慰安婦に対する謝罪まで見直そうとしている。
日本の右翼の歴史を歪曲する修正主義は勢いを増し、旧日本軍の暴行の希薄化を企て、さらに長年歴史を歪曲してきた修正主義の右翼は日本を帝国主義の侵略者ではなく、西側の侵略の被害者に仕立て上げようと目論んでいる。