世界的な中国語ブームや日本へ修学旅行に行く中国人学生の増加に伴い、日本の高校生の間で、中国語の人気が高まっており、中国語を学習する日本の高校生が増加し続けている。2012年5月1日の時点で、全国542校(公立高校407校、私立高校134校、国立高校1校)で計2万2061人の高校生が中国語を選択しており、2008年度の計2万1264人と比較して3.7%増だ。現在、中国語は日本の高校生の間で英語に次ぐ人気となっている。華字紙「中文導報」が伝えた。
中学校でも中国語を学習する生徒が増え続けており、2012年5月1日の時点で、全国12校計451人(公立中学校1校115人、私立中学校11校計336人)が中国語を選択している。このように日本では現在、中高合わせて計2万2512人が中国語を学習している。
このほか、2012年5月1日の時点で、公立高校76校、私立高校281校、国立高校3校が中国の高校295校と姉妹校を締結。中学校では公立中学42校、私立中学37校、国立中学3校が中国の中学62校と、小学校では公立小学校76校、私立小学校6校、国立小学校6校が中国の小学校51校とそれぞれ姉妹校を締結している。
日本文部科学省は「現在は海外に出たがらない日本人が増えているほか、不景気のあおりを受けて、費用がかさむ留学をあきらめる人が多い。それに反して、日本留学する中国人の若者はますます増加しており、日本人が中国人を理解する機会は増えている」とし、「国際理解を深める良い機会となる留学を今後積極的に援助していきたい」との方針を示している。
「人民網日本語版」2013年4月9日