田辺さんは義憤をたぎらせて「日本国憲法は日本がもう戦争を発動しないことを保証しました。でも現在一部の政治家は憲法の理念を受け入れず、憲法改正をという馬鹿げた企みをしています。まさか人類に再び戦火の苦しみを与えたいのでしょうか?全ての日本人が憲法を守るべきです。憲法があって初めて、日本は良好な社会秩序を維持できるのだと信じています」と補足した。
学習院大学文学部の鶴間和幸教授は「映画撮影時と比べ、現在の日本の政治の雰囲気には重大な変化が生じています。日本の大多数の民衆は、もう戦争は発動しないと宣言したこの平和憲法を守ろうと努力し、自ら力を捧げています」と述べた。
「憲法を考える映画の会」の責任者、花崎哲さんは人民日報の記者に「憲法改正を主張する自民党が昨年12月の衆院選で政権に返り咲き、自民党の安倍晋三総裁が首相に就任して、憲法改正の歩みを加速しました。こうした背景の下、自分ができる限りのことをして日本国憲法を守るべきです。今年の参院選前に、毎月1回映画上映会を催し、より多くの日本の民衆に日本国憲法の重要性について改めて考え、周りの人と意見交換してもらうことにしました。憲法改正反対の民間の声が、最初は小さくとも、やがて大きなものになることを期待しています」と語った。
「人民網日本語版」2013年4月10日