このほど、「中国式送り迎え」がネットで注目の話題になっている。子供の通学の送り迎えは中国と日本とではどのような違いがあるのだろうか。
「中国式送り迎え」とは、子供の下校のお迎えをするため、大勢の親が車や自転車に乗って、校門の前で待つことをいう。
「中国式送り迎え」は中国では「大人気」で、当たり前の光景になっている。その主な理由は、先ずは通学の安全である。交通量の多い都市では、ルールを守らない乱暴な運転も多く、子供が事故に巻き込まれることを心配する親が多い。
「中国式送り迎え」は社会の安全性に対する不安から起きた自然な現象であると言える。「中国式送り迎え」を失くしたいのであれば、中国人の生活習慣云々ではなく、社会の安全性向上に努めるべきである。子供が一人で通学しても、親が安心できるような社会を作らなければならない。
一方、日本を見てみると、小学校の校門では登校でも下校でも、送り迎えをする親の姿や車は陰も形もない。日本の子供は小学校1年生の時から、一人で登校する。日本の治安は比較的良く、送り迎えをしないことは子供の独立の第一歩であると考える親が多い。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年4月10日