ウェブサイト「livedoor」の文章によると、今年のAFCアジアチャンピオンズリーグでJリーグが全くぱっとせず、特に隣国の中国スーパーリーグのチームに苦戦を強いられている。予選を勝ち抜いた中国スーパーリーグのチームがJリーグのチームを圧倒しただけでなく、予選試合での観戦者数もJリーグをはるかに凌駕しており、全リーグの中でもトップだった。
元々Jリーグは「脱亜入欧」を夢見てきた。リーグ開催期間を欧米リーグと歩調を合わせ、秋春制にしようとしてきた。しかし来月に開催される大会を前に、これまで棚上げされていた「アジア戦略」が再び言及されるようになった。中国スーパーリーグに奪われた座を奪還しようと考えるようになったのだ。アジアサッカーの覇者としての地位を確固たるものにすることを、日本サッカー界が再度重視し始めている。
来月開催されるJリーグ理事会で討論される重要議題は、シーズン時期の変更だ。これは、欧米のクラブに所属する選手が増え、またアジアにライバルがいないという認識のもと、日本サッカーの指導者層は欧米と同じ秋春開催というモデルに変更するものであり、日本サッカーのレベル向上を実現させる世界戦略を推し進めるものである。
理事の中西大介氏を筆頭にJリーグは、危機感から様々な改革を頻繁に叫んできた。彼らは、現段階では欧米のような先進的な試合ができておらず、スタンド等の設備条件も整っていないことを強調している。その中にはサッカーファンや報道記者の半数以上が雨の日の試合にずぶ濡れになってしまうことや、冬の試合における暖房設備が未整備なことも含まれる。しかし、以前とはまた違う改革反対の声が出てきたことや、内憂外患な日本サッカーの現実から、指導者層はやむを得ず、すっかり忘れ去られていた「アジア戦略」について採り上げざるを得なくなった。