中国抗日ドラマに日本メディアも注目①日本人は見ることのない抗日ドラマ

中国抗日ドラマに日本メディアも注目①日本人は見ることのない抗日ドラマ。

タグ: 日本兵,張芸謀監督,抗日映画

発信時間: 2013-05-28 09:42:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

画像:ある抗日ドラマの義士。素手で敵を倒す。

「素手で日本兵を倒す」、「手榴弾で飛行機を爆破する」など荒唐無稽なシーンを繰り広げる抗日ドラマが、中国の視聴者の間で不興を買っているのみならず、日本のメディアでも注目されている。日本の視聴者からみれば、中国の抗日ドラマは身近ではないものの、良く知られた存在だ。見る機会はほとんどないが、中国人がそのようなドラマを熱心に作っていることを、メディアを通じて知っているからだ。日本人研究者や日本の映画人の大多数は、娯楽と化した抗日ドラマは「明らかに民族感情の要素を帯び」ており、「日本は悪というステレオタイプな観点」によって中国人の反日感情を助長していると認識している。そして、この「文化現象」を引き続き注目していく必要があると考えている。

日本人は見ることのない抗日ドラマ

これまで「小兵張嘎」や「亮剣」といった抗日ドラマのDVDが日本で発売されてきたが、現在まで日本の主要テレビ局で同様のドラマが放送されたことはない。町のレンタルDVDショップでもほとんど見かけない。日本で映画交流に長年従事している研究者によると、日本には専門の審査機関はないが、高度に商業化されている日本のテレビ局にとって、一般の人々が見たがらないドラマが放映されることはない。抗日劇は決して高視聴率を保証してくれるコンテンツではないのだ。日本の映画界では、張芸謀監督の抗日映画「金陵十三釵」は良く知られているが、日本の観客の感情を考慮すれば、一般上映しようと考える配給会社が現れない。日本のある大学教授によれば、中国で生活したことがある人を除いて、ほとんどの日本人は抗日ドラマを見たことがない。しかし、中国の抗日ドラマに批判があるのを多くの人が知っている。このような背景から、中日合作による戦争ドラマのみが、日本で放映される可能性のある作品だといえる。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月28日

 

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