5月28日、定例記者会見を行った中国外交部の洪磊報道官
中国の総理がドイツのポツダム会談が開かれた宮殿を見学後にした演説について、日本の菅義偉内閣官房長官は、「歴史を無視した発言。これが釣魚島に関する中国の主張に基づくものであれば、日本は決して受け入れることはできない」と語った。
これについて、洪磊報道官は中国外交部の定例記者会見で以下のように述べた。
王毅外交部長は、日本の内閣官房長官の発言について、中国側の厳正な立場を表明した。近代、日本の軍国主義は中国侵略戦争を発動させ、台湾およびその付属島嶼などの中国領土を違法に侵略し、奪い取った。これは否定できない歴史的事実である。日本は当時、『ポツダム宣言』を受け入れ、無条件降伏した。『ポツダム宣言』第8項は『カイロ宣言』の条項を履行することを明記している。また、『カイロ宣言』は、日本が奪った中国領土を中国に返還することを明記している。1972年の中日国交正常化の際に調印した『中日共同声明』にも、「日本側は『ポツダム宣言』第8項に基づく立場を堅持する」とはっきり書かれている。これらは全てはっきりした歴史的事実である。私たちは日本側に歴史を直視する態度をとり、関連の発言について説明と訂正を行い、非常識な発言を二度としないよう求める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年5月29日