日本はアフリカでの資源開発を計画しており、中国はその最大のライバルである。「ジャパンタイムズ」が30日にこれに気がついたとき、日本政府は「アフリカ外交」を始める段階に入っていた。
第5回アフリカ開発会議が6月1日から3日間にわたって横浜市で開かれ、アフリカ諸国から40人あまりの指導者が出席する。国内では、日本がアフリカでの影響力を強め、中国に対抗する絶好のチャンスだと見られている。
日本政府は「アフリカ外交」を始めると同時に、インドとの「価値観外交」に幕を下ろした。安倍首相が価値観外交を打ち出し、官僚が近ごろミャンマー、スリランカ、フィリピンなどの国を訪問した点から、外部からは中国をけん制、包囲するという日本の意図がうかがえると見られている。インドの「ファーストポスト」紙は30日、安倍氏は中国を攻撃することを全く恥じることなく、南中国海が「中国の内湖」にならないようにする意志を固め、日本、インド、オーストラリア、米国による「アジアの民主的安全保障ダイアモンド」を形成して中国に対抗することを提案したと報じた。ロシアのラジオ局「ロシアの声」が24日に伝えたところによると、政治評論家は「日本は中国包囲網を形成するのが非常にうまい」と話している。安倍氏が先ごろ行なったミャンマー訪問には、中国の影響力を抑えるという地政学的目論見が隠されていることがわかる。
清華大学当代国際関係研究院の劉江永副院長は30日、「環球時報」に対し、「日本は世界3番目の経済大国であり、経済力と海外での影響力を含む世界での能力を甘く見てはいけない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年5月31日