(二)基地建設
長期的な取り組みを経て、駐日米軍基地が日本各地にあまねく分布している。基地の数は多く、機能が全面的であり、かつ配備されている兵力が大規模で、高い作戦能力を誇る。そのうちF-22ステルス戦闘機が配備された嘉手納空軍基地、V-22「オスプレイ」が配備された普天間基地、楚辺通信所などによって形成される基地群は、米国のアジア太平洋軍事戦略の重要な支柱とされている。原子力空母ジョージ・ワシントンが配備された横須賀海軍基地は、米国第七艦隊の母港・駐日米軍海軍司令部の所在地であり、米国本土以外で空母の大規模な修理が行える、太平洋地域で唯一の場所だ。
これらの基地を拠点とし、米日は「平時の協力、日本の有事の際の協力、周辺事態発生時の協力」という三大協力メカニズムを構築した。
(三)武器の発展
「空海一体戦」は自衛隊に対して、武器を積極的に発展させ、駐日米軍との一体化を加速するよう求めている。
日本もこの構想に基づき、新型武器を集中的に発展させている。(1)潜水艦の追加。通常動力潜水艦を、現在の16隻から22隻に増加し、潜水艦の機動性・ステルス性を高める予定だ。(2)対潜能力の強化。第一列島線に数多くの探知装置を設置し、水中監視システムを構築する。機雷を大量に設置し、敵国の潜水艦の機雷撤去の負担を増す。P-3Cの「100機体制」、「八八艦隊」、通常動力潜水艦部隊により、対潜体系を構築する。
日本はその他にも、防空・ミサイル防衛能力の発展に力を注いでいる。日本は米国が研究中の新型艦対地ミサイルに高い興味を示しており、同時にミサイル防衛システムの正確性の難題解決に取り組んでいる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月4日