2013年のコンクールポスター
6月12日、日本僑報社・日中交流研究所は第九回「中国人の日本語作文コンクール」の園丁賞を発表した。今回は50本以上の作文を寄せた大学(学院)24校(前回は22校)が受賞した。
日本僑報社・日中交流研究所が主催し、日本外務省、在中国日本国大使館、人民日報社人民網、チャイナネット、中日友好協会などが後援、株式会社ドン・キホーテと朝日新聞社、東芝国際交流財団が協賛する今回の日本語作文コンクールのテーマは、「中国人が語る 日本での感動」。
今回のコンクールは今年1月に正式にスタートし、5月31日に原稿受付を締め切った。昨今の日中関係の悪化から作品が集まるかが懸念されたが、集計の結果、喜ばしいことに中国27の省市区(前回は24)の166校(大学、専門学校、高校、中学校。前回は157校))から2938編(前回は2648編)という、昨年を上回る数の作品が寄せられた。
学生たちの日本語は、指導教官の先生あってのものである。そのため、コンクールでは日中国交正常化35周年にあたる第三回(2007年)から、学生の作文指導に実績のある学校と先生方を表彰する「園丁賞」を創設した。
第九回では、応募があった166校の中から、昨年同様一校で50本以上の応募があった学校を受賞対象とし、24校を表彰する。受賞校には賞状の他、主催者から記念品が贈呈される。応募数が最も多い浙江万里学院(199編)には、国際交流研究所大森和夫所長から25万円相当の書籍が贈呈される。(受賞した24校は下記リンク先http://duan.jp/jp/2013c.htmをご覧下さい。)
中国人の日本語作文コンクールは、2005年から毎年開催され、今回で九回目。既に691人の応募者が「日本大使賞」をはじめとする各賞を獲得した。主催者は、毎年受賞作品を編集し単行本として出版している。『日中友好への提言2005』、『壁を取り除きたい』、『国という枠を越えて』、『私の知ってる日本人』、『中国への日本人の貢献』、そして『メイドインジャパンと中国人の生活』、『甦る日本!今こそ示す日本の底力』、『中国人がいつも大声で喋るのはなんでなのか?』等8冊は、中日両国の読者から高い評価を受けた。特に『壁を取り除きたい―第二回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集』は、朝日新聞(2006年12月24日)書評委員によるお薦め「今年の3点」にも選ばれた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月14日