日本の岸田文雄外相の今回のASEAN関連会合出席は、ASEANとの協力で中国をけん制し、朝鮮に非核化の実現を迫る狙いがある。岸田外相は韓国の尹炳世外相と6月30日に、安倍政権発足後初となる日韓外相会談を実施した。
韓国メディアの報道によると、岸田外相と尹外相が昨日会談を行い、関係修復による朝鮮問題の協力促進を図った。米国は日韓の仲を取り持ち、歴史問題による両国間の亀裂を修復しようとしている。
岸田外相は7月1日、ケリー米国務長官、尹外相と日米間外相会談を実施する。岸田外相は7月2日に、中国、日本、米国、朝鮮などが出席する、ASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会合に出席する予定だ。
ジャパンタイムズは、「岸田外相は会談でASEAN諸国に、南中国海の紛争を避けるため法的抑止力を持つ行動規範を早期締結し、武力の使用を回避するよう呼びかける予定だ」と伝えた。
会議のもう一つの焦点は、朝鮮の核問題だ。日本メディアは、「朝鮮はARFの声明文に、朝鮮の敵視を停止する内容を盛り込むよう求めている。会議に出席する朝鮮の朴宜春外相は各問題で強硬な態度をとり、朝鮮の非核化を強く求める日米韓と対立する可能性がある」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月1日