第7機甲師団は、日本唯一の機甲師団(戦車部隊を中心に、戦車に随伴する自動車化・機械化された歩兵部隊から構成される師団)であり、陸上自衛隊の重要な戦闘力である。2008年、日本が威勢よく公開した最新の「10式戦車」は各国の戦車製造技術の長所を取り入れ、最先端のデザイン・コンセプトに基づいて製造されており、世界の戦車の中でも傑作とうたわれている。「10式戦車」が今後、第7機甲師団で活躍するだろうことは明白である。ロシアの軍事週刊誌「Military-industrial courier」が3日付で伝えた。
日本の陸上自衛隊の隊員は14万8000人に上り、戦略単位として5つの方面隊と13の師団(第7機甲師団含む)、いくつかの旅団(第1空挺団含む)と中央直轄の部隊によって構成されている。1000両を上回る戦車、約2000門の大砲及びロケット砲、500機あまりの戦闘機とヘリコプターを保有している。
第7機甲師団は、陸上自衛隊ただ一つの機甲師団であり、主戦力として重要な役割を担っている。その任務は敵への反撃、歩兵師団の援護などである。第7機甲師団は戦車連隊・普通科連隊(完全装甲化部隊)・特科連隊(自走砲連隊)・高射特科連隊・後方支援連隊・偵察隊・科学防護隊・施設大隊・通信大隊・師団司令部付隊によって構成されており、7000人の隊員が所属し、戦車200両以上、装甲車200両以上、野戦砲及びロケット砲約70門が装備されている。駐屯地は北海道で、自衛隊の中でも最大規模かつ最も戦闘力が強いと言われている北部方面隊隷下の師団である。第7機甲師団だけでなく、他の部隊の装備も装甲化されており、歩兵師団はいずれも戦車大隊を保有し、約60両の戦車が配備されている。