カネボウ化粧品は4日、「株式会社カネボウ化粧品並びに株式会社リサージ、株式会社エキップの 製造販売する美白製品のうち、『医薬部外品有効成分ロドデノール 4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール』の配合された製品を使用した顧客に、『肌がまだらに白くなった』ケースが確認された。当社は関連製品の自主回収を決定した」と発表した。人民網が伝えた。
今回の自主回収対象製品は、カネボウブランシールスペリア、インプレス、suisai、トワニー、アクアリーフ、リサージ、RMK、SUQQUの8ブランド計54種類。そのうちカネボウブランシールスペリア、インプレス、suisaiの3ブランドは中国大陸部でも販売されている。ロドデノールは中国化粧品衛生許可所が規定する新原料成分であり、同成分および同成分を含む製品は現在も申請段階のため、カネボウ中国子会社が輸入し、中国大陸部の正規カウンターで販売されている製品には、同成分が含まれない。
カネボウによると、ロドデノールは各種安全性試験に合格しており、厚生労働省が薬事法に基づき認可した医薬部外品有効成分だ。しかしロドデノールと上述した症状が関連している可能性があるため、同社は関連製品の自主回収を決定した。医薬部外品とは、薬事法の規定する医薬品と化粧品の間に位置する分類で、人体に対する作用の緩やかなもので、機械器具でないものを指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月6日