未だ解決できない日本の原発汚染 市民は暗い影から抜け出せず

未だ解決できない日本の原発汚染 市民は暗い影から抜け出せず。 食品と環境の安全問題が、災害後の日本国民に暗い影を落としている。福島県のような被害が甚大な地域は、当時のチェルノブイリのように、数十年経っても原発事故の影響から抜け出せない可能性があると専門家は指摘する…

タグ: 原発 東電 汚染 放射能 変異 奇形

発信時間: 2013-08-17 09:34:44 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

解決は困難 消えない汚染の影

8月7日、安倍首相は原子力災害対策本部の会合で、「汚染水問題は喫緊の課題。東電に任せるのではなく、国としてしっかり対策を講じる」と表明した。

高濃度汚染水の処理に関して、現在日本政府が打てる手段は汚染水の移動と貯蔵だ。高濃度汚染水を発電所内の集中廃棄物処理施設に約3万トン移し、残りの汚染水は発電所内のタンク、米軍海軍の艀(はしけ)や臨時貯水槽など様々な貯蔵施設に移すという方法だ。

日本政府は汚染水問題についてのこの他にも試行錯誤を続けている。経済産業省は低濃度汚染水を静岡市が提供する人工の浮島に貯蔵すると発表した。静岡市の浮島は元々は海上公園で、長さ約136メートル、幅46メートル、高さ3メートルの鋼鉄製の箱だ。東電はこの箱に約1万トンの汚水を貯蔵できると考える。また、東電は海底にポリエステル製の巨大なフェンスを設け、汚水拡大を防ぐ計画もある。

NHKのネット報道によると、東電は汚染された地下水が海に流れ出るのを防ぐため、地下に「地中壁」を設けた。しかし、壁に近い陸側で汚染水の水位を調べたところ、井戸の水位が壁の上端を越えており、この対策にまったく効果がなかったことが判明した。

汚水対策は難航しているが、世論と国民の圧力を受け、日本政府は否が応でもこの問題に直面しなければならなくなった。英「フィナンシャル・タイムズ」紙は、日本政府は福島第一原子力発電所を運営する東京電力が、汚染水の危機を脱するのは困難であることを認め、今後の除染作業において政府がより主導的な役割を担っていくと報じた。

かつて、放射能漏れはその汚染レベルも汚染期間も、未だに正確に割り出せないでいるとあるメディアが報じた。食品と環境の安全問題が、災害後の日本国民に暗い影を落としている。福島県のような被害が甚大な地域は、当時のチェルノブイリのように、数十年経っても原発事故の影響から抜け出せない可能性があると専門家は指摘する。

つまり、2年という時間では、解決を得られるどころか、日本政府の原発事故処理の問題は始まったばかりなのかもしれない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月17日

 

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