1945年8月14日、天皇は「終戦の詔書」を書き、日本政府は連合国にポツダム宣言を受け入れることを通達した。天皇は8月15日の「玉音放送」で、ポツダム宣言を受け入れ降伏したことを宣言した。9月2日、東京湾に停泊していた米国の戦艦ミズーリで、日本の連合国に対する降伏の調印式が開かれた。天皇は「誓約履行の詔書」を発し、重光葵外相と梅津美治郎陸軍参謀長が降伏文書に署名した。日本は降伏文書の中で、「日本軍全軍に無条件降伏を布告する。全指揮官はこの布告に従うこと」、「ポツダム宣言を履行し、それに必要な命令を下し、措置を講じる」と明記した。
そのため米国、英国、フランス、カナダ、ロシアは9月2日を「対日戦勝記念日」と呼んでいる。米国は1995年9月2日に、対日戦勝50週年を祝う記念切手を発行した。カナダは2005年に対日戦勝60周年を記念し、「Victory 2-9-45」と刻まれた記念銀貨を発行した。仏国防省も2000年9月2日に、対日戦勝55周年記年式を開いた。
中国は9月3日を抗日戦争勝利記念日としている。旧ソ連も9月3日を、抗日戦争勝利記念日としていた。これは日本が降伏した翌日の1945年9月3日に、対日戦勝祝賀大会を開いたためだ。ロシアは近年まで旧ソ連の伝統を引き継ぎ9月3日を祝っていたが、2010年になり9月2日を「第二次世界大戦終戦記念日」とした。
日本が8月15日を「終戦日」としている他に、韓国はこの日を「光復節」とし、朝鮮半島が日本の植民地支配から開放されたことを記念している。韓国はまた8月15日を、「祖国解放記念日」としている。(筆者:莫邦富)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月2日