中国の国慶節 日本の観光業も歓迎ムード一色に

中国の国慶節 日本の観光業も歓迎ムード一色に。 10月1日から始まる国慶節(中国の建国記念日)の長期休暇は観光シーズンで、日本の観光業者と観光地もこれに期待し、多くの中国人観光客を引きつけようとしている。2012年に中日関係が冷え込むと、日本を訪れる中国人観光客が激減した。しかし最近になり、個人旅行に続き団体旅行にも回復の兆しが見えている…

タグ: 国慶節 観光 日本 旅行 中日関係

発信時間: 2013-10-04 09:53:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

池袋のサンシャインシティプリンスホテルの10月1日から7日にかけての中国人観光客による宿泊予約率は、2012年同期の2.7倍に達した。同ホテルは、個人旅行に続き団体旅行も徐々に増加し始めていると語った。成田空港と東京駅を往復する高速バスを運営する京成バスも、中国本土から訪れる観光客数が回復していると述べた。

日本政府観光局の調査によると、8月に訪日した中国人観光客数は16万人余りに達し、前年同期比15%減にはなったが、2012年の中日関係の冷え込み前の20万人超のピーク値に近づきつつある。

しかし中国で10月1日より施行される「旅行法」が、影響を及ぼすと懸念する声もある。「旅行法」はツアー旅行時に観光客を指定された商店のショッピングに連れて行くことを禁止したため、家電類の免税店が集中する秋葉原の業界関係者は、「中国人ガイドが処罰を恐れ、限られた時間内に観光客に多くの店舗を紹介することで、需要が分散化するおそれがある」と懸念している。

その他のアジア諸国も現在、中国人観光客を積極的に招いている。中国人観光客が海外旅行先を選択する際に、日本は競争の中で劣勢に立たされている。

日本政府観光局のデータによると、2012年にタイを訪れた中国人観光客数は前年比60%増の278万人に達し、日本を訪れた中国人観光客数(142万人)のほぼ2倍に達した。2008年から現在までの4年間で、タイを訪れた中国人観光客数は3.3倍、韓国は2.4倍になったが、日本は40%増にとどまっている。

日本を旅行する中国人観光客の需要にも変化が生じており、一般的な住宅区や地方都市に興味を示す人が増えている。中国人観光客は「まず富士山を登山し、秋葉原でショッピングする」という観念にしがみついていれば、中国人観光客数の増加が困難であることは間違いない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月4日

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