文=コラムニスト・中川幸司
みなさんこんにちは。街から感じられる空気は一気に秋の気配となり、日に日に寒さがましています。僕が先週上海に滞在していた折には、地下鉄車両内でも咳き込んでいる方が増えてきたなという印象をうけました。本日は東京も雨天で、気温もかなり低いように思われます。風邪などひかれませんようお気をつけ下さい。
今回、中国に渡航するにあたり、初めてLCC(格安航空会社)の春秋航空(http://www.china-sss.com/JP)を利用しました(何しろ、燃油サーチャージ、空港使用料込でも片道1万円代!)。春秋航空は2004年に中国で初めて参入が認められた民間資本のエアラインベンチャーです。上海に拠点をおいていますが、日本国内との路線は、高松・佐賀・茨城の「しぶ~い」三路線をもっています(^_^;)。確か、王正華社長のご子息かご令嬢が、日本に留学した経験があるという話をどこかで聞いたような気がします。
国営ではない初めての民間資本ということで、中国の旅客サービス業のお手並み拝見という感じで、利用者もビジネス的な観点としても最初の数年間は見守るかたも多かったのだと思いますが、10年近くの歳月が経過し、なかなか評判もよく、致命的なほどのサービス失点もないようでありまして、市場から次第に信頼をおかれてきたエアラインと思います。世界各国でLCCの乱立、サービス・価格競争が熾烈になっていますが、LCCは基本的に拠点空港からそれほど離れた距離を飛ばしませんので、地域密着型とも言えまして、日本のピーチ、バニラそして、中国の春秋を初めとして、東南アジア・東アジア地域でのプレーヤーが次第に揃ってきており、「このあたり」でも競争が益々激化してきそうな気配であります。
中川コージのブログ『情熱的な羅針盤』