日本はいわゆる防空識別圏という概念を強調し、強気になっているようだ。日本の防空識別圏の最北端はロシアの領土から100キロ余りに迫っており、最西端は中国の浙江省から東に100キロ余りまで迫っている。これほど広大な防空識別圏のうち、70−80%の空域は日本の領空ではない。
Tu-154のいわゆる「事件」については、わざわざ説明し反論するまでもない。しかし本件から、我々は一つの現象を見て取ることができる。日本の輿論は往々にして中日の係争・不一致が存在する場所で、「悪人が自分のことを棚に上げ、人を悪人扱いする」という常套手段を採用している。
これに類似する行為は日本の方が多く、頻繁で程度も甚だしい。本件が報じられると、一部の専門家は、日本機が中国の空域・海域・大陸で飛行・偵察を実施する頻度は米国を上回り、一年に延べ500回以上に達すると暴露した。この比較により、日本の上述した常套手段が見えてくるだろう。
このような状況は、我々を不快にさせる。我々は、日本にこの常套手段を使わせないことを重視するべきだ。これは多くの関連部門を跨ぐ協力が必要となるだろうが、もっとも重要なのは関連部門が情報を迅速に開示し、日本に常套手段を用いるチャンスを与えず、日本という悪人の面を中国国民・国際社会・日本国民の前でさらけ出すことだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月22日