日本英字誌『ザ・ディプロマット』は、「中国が防空識別圏を設定した実質的な意義は、日本の釣魚島に対する管轄権への挑戦だと指摘した。島を巡る係争において、中国は空の新たな事実を創造しようとしている」と伝えた。
独ZDFテレビは、「釣魚島(日本名・尖閣諸島)の雰囲気は、ヒートアップさせられている」と報じた。内閣府が発表した「外交に関する世論調査」によると、「中国に親しみを感じない」と答えた人の比率が80.7%に達し、1978年の調査開始以来最高となった。これは中日の島を巡る係争が主因だ。
神奈川県でゴルフに興じていた安倍晋三首相は24日、「いかに日本の空を保護するべきか」と質問された際に即答を避け、「気持ちいいですね。秋晴れで、紅葉で。たまにはこういうこと(ゴルフ)がないと。日本の空も秋晴れにしますか」とコメントした。ブルームバーグは、「日本が来月発表する新たな10年間の防衛計画は、係争中の島嶼に対する安保措置を拡大する」と指摘した。
フォーブス誌は、「中日双方は互いに譲歩を示していないが、対立はコントロール可能な範囲内のようだ。日本経済の100人規模の訪中団が帰国したが、これは中国が中日経済関係の緩和に向けシグナルを出し始めたことを意味する。中国側の立場は、非常に明確に示されている。経済の氷河期の終了は受け入れられるが、安倍政権の領土問題に対する強硬な態度により、中国は日本と釣魚島問題について協議しない。この態度は一貫したものだ」と伝えた。読売新聞は、「中国が釣魚島を収める防空識別圏を設定し、安倍政権に譲歩を迫った」と分析した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月25日