防空識別圏は軍事衝突区ではない 領空侵犯の場合のみ武力行使

防空識別圏は軍事衝突区ではない 領空侵犯の場合のみ武力行使。

タグ: 防空識別圏

発信時間: 2013-11-25 10:50:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

韓国国防部は24日、中国が設定した東中国海の防空識別圏の一部が、韓国の防空識別圏と重なったことに遺憾の意を表明した。韓国の毎日経済新聞は韓国軍の関係者の話として、「中日の防空識別圏の多くが重なっていることと異なり、中韓の重複した部分はほんの一部に過ぎない。中韓両軍は軍事ホットラインを設立しており、偶発的な衝突が発生する可能性は低い」と伝えた。

環球時報のインタビューに応じた中国軍の関係者は、防空識別圏の名称がその意味を示していると指摘した。一つ目の目的は防空で、同空域は一国の領空防衛の「緩衝区」となる。二つ目の目的は識別で、不明機が同空域に入った場合、当該国の武力は調査・警告・阻止などの防御的な措置を講じる権利を持つ。中国国防部が防空識別圏の設定を発表したことで、「識別区」としての力が発揮され、他国に同空域に入ることを事前報告する義務があることを告げた。中国国防部が同時に発表した航空機識別規則公告によると、この事前報告には、航行計画の報告、無線通信、応答機、身分表示の4種類の識別方法の提供が含まれる。上述した関係者は、「識別区の最東端は中国から最も近く、他国の航空機はここから迅速に中国の領空に入ることができる」と語った。防空識別圏に入った不明機が識別に協力しなかった場合、中国空軍はスクランブル対応する。まず相手の特徴と意図を判断し(民間の航空便、輸送機、作戦機など)、警告・阻止などの防御的措置を講じる。防空識別圏は防空のために早期警戒の時間を稼ぐことを目的とする。不明機が領空侵犯した場合のみ、当該国の武力は攻撃的な行動に出る。防空識別圏が軍事衝突区になることはない」と指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月25日

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