少数の右翼に抑制される日本③世界はいかに対応か

少数の右翼に抑制される日本③世界はいかに対応か。

タグ: 右翼 日本 軍国主義

発信時間: 2013-11-30 09:43:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の政界の右翼化、日本社会の戦後の秩序および手配に対する日増しに曖昧化する態度は、東アジア、ひいては全世界の重大な脅威になりつつある。

日本の政界はコスト・収益にのみ敏感で、原則に関わる是非の問題については聞き入れようとしない。また日本社会は反省により、この極端な「スパイラル」から抜け出すことができない。中・韓・米を含む国際社会は共同で圧力をかけ、十分な外部の強制力を形成し、やり方を根本的に変えるよう迫るべきだ。

中韓などの利益関係者は、日本政府に一定の「レッドライン」を設定することで、日本政府の立場が後退を続け、右翼の力を利用するのを阻止するべきだ。領土・歴史問題については、日本政府に明確な情報をはっきりと伝え、実質的な抑止力を発揮し、姑息で曖昧な態度をやめさせ、極端化の道を遮るべきだ。日本の右翼勢力が難癖をつけるか、厄介事をこしらえた場合には、有力な報復措置を講じ、日本政府に引き下がらせるべきだ。当然ながら今日は直接刃を交える時代ではなく、抑止力も軍事に限ったものではなく、経済・外交・法律などを含むさまざまな手段が存在する。

米国は、日本に対する抑制を強化するべきだ。戦後の日本が平和的な発展を維持できたのは、占領軍の抑止力と米国政府の抑制によるものだ。米国は今後も日本の動向を左右する、最大の外部要因となる。

中国の台頭により、米国の日本の問題に対する態度に矛盾が生じている。米国は日本を中国抑制に抱き込みたいが、虎を檻から放つことで自らが傷つけられることを恐れている。日本の問題に対する米国の実用主義的な態度が、今の日本に野心を持たせている。原則に関わる是非の問題において、米国は立場を表明し責任を負い、日本が情勢の判断を誤り、間違った道を最後まで歩み続けることを防がなければならない。

国際社会全体も、世界の正義を広め、国際関係の基本的な規則を維持するべきだ。

人類文明が高度発展した今日、侵略を美化し、ナチスの軍国主義分子を持ち上げる日本のような行為は、世界的に見ても非常に稀になっている。右翼がこれほどの勢力を持っている国も、おそらく日本だけだろう。

戦後の国際関係は、世界の反ファシズム同盟の基礎に基づくものだ。国連を含む国際機関は、ナチスと軍国主義の復活を回避するため設立された。ゆえに日本による、現在の国際秩序を覆そうとする行為に対して、世界のその他の国と主な国際組織は、行動に出る責任と義務がある。日本に真の平和発展の道を歩ませ、健全な政治大国・軍事大国にしなければならない。

右翼や軍国主義分子といった少数派が、極端な路線の開拓者を演じているばかりでなく、彼らの行動は日本人全体が極端化するための活性剤でもあることに注意が必要だ。彼らは馬鹿げた茶番劇を演じているように見えるが、日本特有の政治・社会環境の中では、彼らの主張が往々にして実行に移される。世界はこれに対して、強い警戒を維持するべきだ。(筆者:胡波 北京大学中国戦略研究センター副研究員)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月30日

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