F-15戦闘機
ティルトローター機「オスプレイ」
E-2C早期警戒機
日本の新たな「中期防衛力整備計画」の概要によると、日本は南西諸島の軍事力を大幅に強化する見通しだ。これには早期警戒機部隊と戦闘機の数の増加が含まれ、矛先は中国に向けられている。
無人機調達、偵察力を強化
自民党は11日、外交・防衛部門を含む会議で、同概要について議論した。日本の主要メディアは、「来年から始まる五カ年において、日本は無人機を調達し偵察能力を高める予定だ」と伝えた。E-2C早期警戒機部隊が、沖縄県那覇基地に駐屯することになる。現段階において、E-2Cは青森県三沢基地に駐屯している。
計画によると、那覇基地のF-15戦闘機部隊飛行隊が2個に倍増される。1個飛行隊には約20機の戦闘機が含まれる。
陸上自衛隊は構造調整に取り組み、陸上総隊を新設し、指揮を統一化する。日本は南西諸島に急速に武力を配備できる機動師団・旅団、および島嶼作戦に投じられる水陸両用部隊を新設する。
日本はさらに短距離離陸・垂直着陸が可能な作戦機の配備を検討しており、米国の開発するMV-22「オスプレイ」に目をつけている。
イージス艦を8隻に増加
朝鮮の「ミサイルの脅威」に対応するため、海上自衛隊はイージス艦を2隻追加し、計8隻にする。
「中期防衛力整備計画」の施行を徹底するため、防衛省は24兆9000億円の予算を要求し、現計画より約1万4000億円追加される。
中国が現状を変えると誇張
上述した会議では、10年期の新たな「防衛計画の大綱」、初となる「国家安全保障戦略」の概要が検討された。
日本政府とメディアは、南西諸島に用いられる軍事力の強化は、中国に向けられたものだとしている。新たな「防衛計画の大綱」の概要によると、日本は「冷静かつ毅然とした態度で、中国が急速に拡大する海と空の活動に対応する」ことになる。
安倍晋三首相は11日の「安全保障と防衛力に関する懇談会」において、新たな防衛計画の大綱は、日本の今後の安全戦略を決める「歴史的文書」になると称した。
国家安全保障戦略の概要は、中国の釣魚島および周辺海域での正常な巡航、東中国海の防空識別圏の設定について、中国は「東中国海と南中国海の現状を変えようとしている」と称した。
読売新聞は、「那覇基地のF-15戦闘機部隊の主な任務は、南西諸島の領空侵犯の緊急対応だ。同基地の空の力の強化は、東中国海の防空識別圏を設定した中国の戦闘機のスクランブルに対応するためだ」と伝えた。
日本が沖縄に空の武器を追加
ティルトローター機「オスプレイ」
定員:32人 全長:17.5メートル 回転翼の直径:11.6メートル
最高速度:時速565キロ 飛行高度:7925メートル
F-15戦闘機
全長:19.43メートル 幅:13.03メートル 速度:時速3000キロ
武器:「スパロー」空対空ミサイル、「サイドワインダー」空対空ミサイル、各種爆弾など
E-2C早期警戒機
全長:17.6メートル 幅:24.56メートル 最高速度:時速648キロ
航続時間:6時間 飛行高度:1万576メートル
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月12日