日本の小野寺五典防衛相は東京で10日、各種の機会を通し、日中海上連絡メカニズムの構築に努める方針を表明した。新華ネットが伝えた。
小野寺防衛相は会見で、「日中の指導者は海上連絡メカニズムを構築することで合意している。日本は対話の扉を随時開いており、前提条件を設けたりしない」と述べた。
その前日、安倍晋三首相は会見で、日中間の不必要な誤解と摩擦を減らし、不測の事態の発生を避けるため、双方の防衛当局は連絡メカニズムを強化する必要があると表明した。
中国国防部の耿雁生報道官は今年初め、中日海上連絡メカニズムの構築について、「中国側は海上の安全保障問題に一貫して重視しており、海上の予想外の事件の発生を望んでいない。しかし、日本の指導者はときどき挑発的な発言をし、軍事問題を際立たせ、軍事対立を引き起こそうとしている。日本側は自身の言動を規範化し、適切な措置をとり、二国間関係の改善に向けて条件を作り出すべきだ」と強調している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月11日