東電は21日、福島原発2号機から得られた放射性物質の濃度が、過去最大の190万ベクレルに達したと発表した。また4号機の最新の検査によると、放射性物質を含む汚水が流出し、4号機付近の地下水を汚染していることが明らかになった。大公網がイラン・ニューズとボイス・オブ・ロシアの報道を引用し伝えた。
放射能を浴びることで、健康に深刻な問題が発生し、がん、腫瘍、遺伝子障害の発症率が高まる。このほど福島県の医療機関は、18歳以下の23万9000人の少年・児童を対象に検査を実施した。その結果、59人が甲状腺がんを患っていた(疑いを含む)。
福島県立医科大学の鈴木真一教授(甲状腺外科)は、「これらの患者の年齢は10−15歳が多く、チェルノブイリ原発事故後の後遺症とは多くの異なる点がある。子供たちの甲状腺がんが、原発事故の影響を受けたとは断定しがたい」と語った。しかし長崎県と青森県の4500人の学生を対象に実施した甲状腺検査によると、患者が一人も発見されなかった。