福島県の甲状腺がん発症率、数十倍にも
岡山大学医学部教授の津田敏秀氏は、「日本国内の発がん状況(1975−2008年)を見ると、10代から25歳前後の若者の甲状腺がん発症率は、100万人中5−11人ほどだ。福島県の児童の甲状腺がん発症率は、全国平均の数十倍に達しており、今後も増加を続ける見通しだ。この現象については研究が必要だ」と語った。
甲状腺がんの高い発症率の他に、文部科学省がこのほど発表した報告によると、福島県在住の児童の肥満率も全国平均を上回った。研究者は、福島県の児童の日常生活習慣の変化によるものと指摘した。大気・環境から放射能汚染を受けることで、児童の多くが屋外での活動量を減らしたためだ。福島県の若者の平均体重は、日本各地を2割上回っているが、福島原発事故発生前は全国平均水準以内に収まっていたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年12月23日