中日関係の現状 「友好は売国」の逆説が存在

中日関係の現状 「友好は売国」の逆説が存在。 ある日本メディアはこのほど、俳優の矢野浩二氏、鳩山由紀夫前首相、宮崎駿監督、歴史学者の井上清氏などを「日本の売国奴」と非難した。中日関係の現状には、「友好を呼びかければ売国と見られる可能性があり、愛国の表現の一つは相手国を強く批判することだ」という逆説があるとわかる…

タグ: 中日関係 現状 友好 売国奴 

発信時間: 2013-12-23 14:08:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ある日本メディアはこのほど、俳優の矢野浩二氏、鳩山由紀夫前首相、宮崎駿監督、歴史学者の井上清氏などを「日本の売国奴」と非難した。中日関係の現状には、「友好を呼びかければ売国と見られる可能性があり、愛国の表現の一つは相手国を強く批判することだ」という逆説があるとわかる。中日間で、愛国と友好の両方に配慮することは可能か。日本の「新華僑報」が伝えた。

このような逆説の根本的な原因は両国の劣悪な政治関係にある。両国が全面的な対立関係にあるときに友好を呼びかければ、「売国奴」の冠をかぶせられやすいことは間違いない。実は、歴史を見ると、日本が中国を侵略した時期、両国が戦争中のときも、両国の民間の交流は中断していない。

戦争反対を第一線で訴える一部の良識ある日本人の中には、延安を訪れ中国共産党の反日宣伝を支援したり、南京や重慶を訪れ南京国民政府の平和と反戦思想の宣伝を支援したりし、日本人兵士の闘志を崩す人もいる。彼らは日本で「売国奴」と非難される。原清子と長谷川照子はその代表的な人物である。

原清子は1912年に東京で生まれた。中国大陸に移り、中国人と結婚。中国で八路軍に参加し、中国共産党にも加入し、八路軍の反日宣伝幹部に日本語を教えた。1941年12月、延安の粗末な洞穴式住居で、中国共産党史上初の日本語での対外放送を担当した。日本で「売国奴」とされた彼女は中国で生活し、中国名の「原清志」を使った。新中国の成立後、中国共産党遼寧省委員会で退職まで勤務し、2001年10月に瀋陽で病死した。

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