1938年6月8日付けの「新華日報」は、長谷川照子が書いた『愛と恨み』を掲載した。文章には「売国奴」たちの愛と恨みが表れている。彼女は、「私は日本を愛している。なぜならばそこは私の祖国であり、両親、兄弟姉妹、親戚、友人が生活しており、彼らに対して無限の親しみがあるためである。私は中国を愛している。なぜならばそこは私の新しいふるさとであり、周りには多くの善良で勤勉な同志がいるためである」と記した。
現在の中日関係は歴史認識、領土紛争など多くの面で今も第二次世界大戦の遺留問題の影響を受けている。時代によって「売国奴」の意味はそれぞれ異なるが、中日両国の対立が根本的に解決されなければ、「友好は売国」という逆説はなくならない。しかし、「中日関係が苦難な時期に関係悪化を阻止する人は、中日の友好関係の『井戸を掘る人』になる」と歴史は証明するに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年12月23日